2026年1月 新しい年
 
新しい年は、もう一度やり直すためのよい機会です。これまでの失敗や誤った判断、選択を振り返り、心を新たにし、進む方向を整える時でもあります。私たちのキリスト者としての生活においても、新年は「新しい一日」のようなものです。実際には、毎日が、キリストをより深く知り、信仰と主との関係を成長させるための恵みの時なのです。
昨年を振り返ると、私たちは小さな共同体として、信仰を分かち合いながら、多くの恵みの時を過ごすことができました。2025年は「聖年(ジュビリーイヤー)」として祝われ、私たちは大阪高松教区内の指定教会への巡礼や、さまざまな霊的な活動に参加する機会を与えられました。聖年は「希望の年」であることを、私たちは体験を通して学びました。教会のために、地域共同体のために、そして一人ひとりの霊的成長のために、私たちは希望に満たされています。
2026年を迎え、教皇レオ14世は、世界に向けて「平和」という大切なメッセージを伝えています。教皇にとって平和とは、ただの言葉や願いではなく、それを聞き、受け取る人の心を本当に変えていく力を持つものです。教皇は、平和を実現するためには、私たち自身の努力と行動に加えて、「祈り、霊性、そしてエキュメニカルと諸宗教対話を、平和への道、出会いのための共通の言葉として育てることが必要である」と語っています。ニュースを見ると、政治的な力の不均衡や支配、対立が世界中で起こっていることが分かります。これらの問題は、国だけでなく、地域社会、教会、そして家庭にも影響を与えています。だからこそ教皇は、すべての共同体が「平和の家」となることを願っています。そこでは、対話によって対立が和らげられ、正義が実践され、ゆるしが大切にされるのです。
私たちの共同体にとっても、この呼びかけはとても大切です。平和を築く第一歩は、人と人との関係を大切にすることから始まります。互いに耳を傾け、思いやりをもって語り、ゆるし合い、違いを超えて共に歩むことです。この教皇のメッセージを日々の生活の中で生かしていくなら、私たちの共同体は、希望と平和のしるしとなるでしょう。この新しい年が、より深い信仰へと私たちを導き、より強い絆を育み、キリストの平和を世界にもたらす者となる恵みの年となりますように。