神は私たちと共におられる
家族のところに休暇に出かける前に、司祭はキリスト共同体に数ヶ月留守にすることを伝えました。
そして、それに対してメンバーたちは「神父様、お土産を忘れずに持ってきてください」と冗談を言いました。
神父様は無言で何も言いませんでした。休暇が終わって帰ってくると、彼は彼の帰りを待っていたメンバーに迎えられました。
神父様を見て、彼らは「おかえりなさい、神父様。休暇はいかがお過ごしでしたか?のんびりしましたか?」
メンバーの一人が「ところで、神父様、私たちのお土産はどこにありますか?」と冗談で言いました。
神父様は「ああ、そうですね。待って……。」と言いました。彼らは、霊的指導者の故郷からお土産を受け取ることを期待して待っていました。
神父様は部屋から出てきて両手を広げて言いました。「これがあなた達へのお土産です。」その言葉で、司祭は彼自身、彼の存在、彼らと一緒にいることが、
彼のお土産であることを示しました。なにより彼の存在ほど美しく、貴重で、価値のあるものはありません。それは彼の最大の贈り物です。
今日から待降節が始まります。クリスマスやお正月が楽しみになる時期ですが、2023年が私たちにとってどのような年になったか?
今年についてどのように言葉で表現するのか? 私たちが耐えてきたこと、そして学んだことを振り返る機会でもあります。
2023年は、私たちの多くにとって非常に困難な年だったに違いありません。
しかし、神は確かに私たちと共におられ、私たちと共に旅をし、この困難なときに、私たちを助けてくださる恵みをくださっていたのです。
この待降節の時は、私たちをご自分のもとに招いてくださる、愛に満ちた神様の御前で、時間を過ごす最高の機会です。
「見よ、乙女が身ごもって男の子を産み、その名をインマヌエルと呼ぶ。と言うイザヤの予言の言葉は、この季節に繰り返し聞かれます。
この名は、『神が我らと共におられる』という意味である。」この約束は、神が「わたしはあなたと共にいる」と告げることを意味します。
クリスマスの日に、私たちと共にいてくださるという約束を神は実現されました。
神にとって、私たちのことは重要であることを、キリストの誕生は示しています。
ですから「神は私たちと共におられる」というインマヌエルによって、神の愛を知らせることをお選びになりました。
それが神様であり----いつも私たちと共におられる方です。何があっても、私たちの近くにいる神です。
クリスマスはエンマヌエルを意味し、神はいつも私たちと共におられます。これこそが、私たちの喜びの理由です。